チームプレーの根幹を学んだ一撃

今は筋トレやマラソンという個人スポーツを楽しんでいる私。

子どもの頃から野球一筋だったのでチームスポーツと個人スポーツの違いに驚くこともしばしば。


チームプレーをするにあたって非常に大切なことを当時の監督から学んだエピソードがあります。

ある日、小学校低学年だけで野球の試合をしていました。

終盤までリードしていたが、ある子(A男)のエラーがきっかけに逆転を許して負けてしまった。

その時に私はA男に非常に心無い一言を言ってしまった。

「お前のせいで負けたんや」と。


すると、それを聞いた監督からめちゃくちゃ怒られて強烈なビンタをくらった。

「チームプレーで誰が悪いとかはないから絶対にそんなことを言ってはならない」と。

家に帰ってオカンにもこの話をしたらまた怒られた(そりゃそうだ)

オカンは「監督!よく叩いてくれました!」と言ったのを覚えています。

めちゃくちゃ反省した。

A男や監督は心が痛いのだ、ビンタする手も痛いのだ。


数年後、6年生になり、チームは大事な大会に出場した。

このチームのクリーンナップは
3番 私
4番 B男
5番 C男

この3人でランナーを掃除して打点を上げる戦い方だった。


しかし、序盤から別の子(D男)が外野で何度もエラー(トンネル)していきなり5点ほど差をつけられてしまった。

外野を転々と転がって行くボールを見て、思わず監督に怒られたあの日のことが頭に浮かんだ。

同じ過ちは犯さない。


円陣を組んだ時に私はこう言った。

「絶対に取り返すからランナー溜めて俺、B男、C男まで回してくれ」


猛攻が始まった。

点を取って取られてでなかなか追いつけない展開が続いた。

3人で7~8打点は上げたと思う。

しかし、結局試合には負けてしまった。


悔しかった。

負けたこと以上にチームの中心打者として点を返しきれなかったことに。

D男やチームメイトに「返せなくてごめん」と泣きながら謝った。

監督からの強烈なビンタは確実に私を大きく成長させてくれて大切なことを学んだ一撃だった。

人のせいにして最低な言葉を放ったが、それは数年後に中心打者としての責任感に変わり、その後の私の野球人生や生き様に大きく影響している。


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